件数自体はあまり取れない相手ではあるのですが、以下のような条件がわりと都合がいいので利用していました。
1.異常系特殊技を持つ(病気・眠り)
2.ダメージ系特殊を持つ(火属性魔法ダメージ)
3.(初期状態で)特殊技の3/4に魔命が絡む
4.状態異常魔法を使う
5.精霊魔法を使う
6.アンバスなのでレベル調整が可能かつ再戦や条件変更が簡単にできる。
7.アンバス一章ということで実戦的な相手である。
難点は魔法の選択肢が多すぎることとぼんやりやってるとフレンド招待で事故死する上に単純に2垢風水を使いにくいことですね…
まぁこのへんは面倒なだけで妥協はできるかな?と判断しました。
そういうわけでモーグリから得られたデータを元に各種の必要魔法回避のデータを出す…のですが
先に調査中に判明したレジスト関連の新発見があったのでそれについて先に触れておきます。
まずは以下のデータを見てください。
対象:アンバスモーグリ(難しい) Lv134 INT277(戦/赤 D/F/C)
特殊技:ビッグモグボム(火属性魔法ダメージ)
※INTは英雄なき時代の英雄様の調査結果から計算したものです。
A:魔回避356 INT225 MND227 耐火 165
506 506 253 506 506 506 506 253 506 506 506 506 506
B:魔回避589 INT217 MND257
245 490 122 245 490 490 122 490 490 490 490 245 490
C:魔回避617 INT203 MND275
255 127 255 510 127 127 255 127 127 255 127 127
※魔防は記録してないので不明
とりあえずBとCの2例ですが最大ダメージに対して最低ダメージが1/4となっています。
そして明らかにレジストできていないAと比較してみるとこの2つでの最大ダメージがハーフレジストではなくしっかりとヒットしていることが確認できます。
つまり、BとCではフルレジスト(1/8)が発生していないことが確認できます。
データの件数が少ないですが魔法の各レジストの分布はヒット率をpとした場合、
ヒット:ハーフ:クォーター:フルレジスト=p:p(1-p):p(1-p)^2:(1-p)^3となります。
P=20%ならば20%:16%:12.8%:51.20%、P=10%ならば10%:9%:8.1%:72.9%
とまぁこのような感じである程度ヒット率が低くなればフルレジストが圧倒的に増えるので
Cの事例で、フルレジストが出てこないのは明らかにおかしいのです。
D:魔回避692 INT364 MND275
87 87 87 78 87 174 87 87
E:魔回避692 INT364 MND275 耐火 165
43 43 43 43
次に見てほしいのがこの2例です。
明らかにレジスト率がキャップしていますがDではやはりフルレジストと思われるダメージがでません。
それに対してEは件数こそ少ないですがフルレジストが連打されています。
この2つの違いは見ての通り、耐火の有無です。
ということで以下はむずモーグリのビッグモグボムで収集したデータになります。
続いて精霊魔法のダメージを2例です。
魔回避915 INT240 MND246
ストーン5 | 90 | |||
ストンジャ | 83 | 91 | 83 | |
ウォータ5 | 96 | 96 | ||
ウォタジャ | 90 | |||
エアロ5 | 107 | |||
エアロジャ | 96 | 96 | 215 | 96 |
ファイア5 | ||||
ファイジャ | 393 | 102 | 102 | |
ブリザド5 | 116 | 116 | ||
ブリザジャ | 431 | 112 | 107 | |
サンダー5 | 122 | |||
サンダジャ |
魔回避907 INT240 MND246 耐火水 3 耐風雷氷土 2
ストーン5 | 182 | 182 | |
ストンジャ | 48 | 48 | |
ウォータ5 | |||
ウォタジャ | 48 | ||
エアロ5 | 54 | ||
エアロジャ | 54 | 42 | |
ファイア5 | 60 | 58 | |
ファイジャ | 52 | 54 | |
ブリザド5 | 61 | ||
ブリザジャ | |||
サンダー5 | |||
サンダジャ |
※微妙にダメージが揺れてるのは曜日もありますがジャの相乗効果がちゃんとPCにも発生しているのでジャのあとの魔法次第でダメージが増加しているせいです。
ビッグモグボムと同じく属性耐性がない状態ではレジスト率がキャップに届いていると思われるにも関わらずフルレジストが確認できません。
そして微少な数値であっても属性耐性がはいることでフルレジストが発生していることが確認できます。
このことからプレイヤーの属性耐性がマイナスのときにハーフ保障が発生するように
プレイヤーの属性耐性が0のときにはクォーター保障が発生する仕様であると考えられます。
今の11界隈で通用している魔回避と属性耐性によるレジスト率への影響はこのあたりの記事が基礎になっている感じですね。
ここらへんの印象でフルレジストは当然できるものと思っていましたが
調査時点ではもちろんIL時代にはいってからも長らく魔回避のみでレジストを狙うのは基本的に難しく耐性と併用する関係で隠れてしまっていたものだと思われます。
また状態異常がミスにならないことが確定するハーフ保障と比較してダメージ1/8が1/4になるだけのクォーター保障は効果が地味すぎて気づかなかったという話でもあります。
ただ、いまでこそ属性耐性は数百単位で盛ることが可能になりましたが
元々は10未満の数値を加算したり、減算したりとかなり小さな幅で動かす数値でした。
そこらへんを踏まえると0でないことに大きな意味を与えるこの保障のシステムは理に適っていたのでは…と思います。
(それがうまく活用できてたかどうかはまた別の話ですが…)
・この仕様の実用性について
レジストを狙う場合、カロルやバやルーンを利用することが多く、意識してこの仕様を利用できるようにする機会は少ないと思いますが
いちおうRNコートやウォーダチャームやエングレイブベルトのような装備を使うことでもフルレジストが発生するようになります。
ただ実際のところ、この仕様の使い所はほとんどないんじゃないかな…と思っています。
この場合、少しでも属性耐性があれば100ダメージを受けるところで50ダメージになる程度の話でしかないのであまり影響が…
とはいえクリスタリンフレアやとてむずのVI系魔法は上記の属性技の倍程度のダメージが出るので
増減幅は100程度になりますし、赤がギフトの関係でそこそこ魔防が高いことや今回の調査でしっかりカット50を詰んでることを考えれば
他ジョブや乾闥婆でレジストしているケースに関してはもっと大きな差がつくかもしれません。
あるいは一時期ほど凄まじいダメージの属性攻撃というのも減ってる感じですが、今後そういう攻撃が現れた際にはフルレジストが役に立つこともあるかもしれません。
ということでクォーター保障の話でした。
あまりプレイ的に影響が出る話ではないのですが
調査としては魔回避を調整する際に属性耐性を利用することが多く、
その関係でフルレジストの有無が揺れたりするので予備知識として必要となるだろうということで先行して紹介することにしました。
2019/11/11追記
赤ソロ小冊子様「クォーター保障、ハーフ保障の考察データ」
早速追加で検証がでましたね。
僕も単純に判定回数が一回減るだけだと思ってましたがそうでもなかったみたいですね。
どうもフルレジストが可能な場合、単にクォーターがフルに化けるだけでなくハーフだったはずのものの一部がクォーターになるようです。
ハーフとクォーターのダメージ差は元ダメージの1/4に相当するので結構違ってきますし
なにより、(おそらく同じロジックであろう)弱体の場合、ハーフとクォーターではヒットとミスの差になるのがとても大きいです。
魔回避のみだとレジスト率のキャップが約85%、属性耐性があれば90%に変わるということでもあります。
この辺をふまえるとマリグナスのように魔回避だけで十分にレジストを期待できる場合は属性耐性を乗せるのはわりと有効そうです。
早速追加で検証がでましたね。
僕も単純に判定回数が一回減るだけだと思ってましたがそうでもなかったみたいですね。
どうもフルレジストが可能な場合、単にクォーターがフルに化けるだけでなくハーフだったはずのものの一部がクォーターになるようです。
ハーフとクォーターのダメージ差は元ダメージの1/4に相当するので結構違ってきますし
なにより、(おそらく同じロジックであろう)弱体の場合、ハーフとクォーターではヒットとミスの差になるのがとても大きいです。
魔回避のみだとレジスト率のキャップが約85%、属性耐性があれば90%に変わるということでもあります。
この辺をふまえるとマリグナスのように魔回避だけで十分にレジストを期待できる場合は属性耐性を乗せるのはわりと有効そうです。
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